静かな人が好きなのかも
相変わらず、アプリ経由で、いろいろな人に会っている。新しい人と会うと新しい世界も開けて楽しい。本当に求めているのは生涯を共にできるパートナーだけど、今は、こういう時期なんだろう。
昨日の夜、映画 his を見た。よかった。なんか少し泣いた。二人の関係性が、二人の視線で繊細に描かれていた。
身体を重ねて分かる事もあるけど、それだけじゃない何か。ある彼が言った。身体だけじゃなくて、心を求めている関係になりたいんです。
そうだねと僕も思う。
会ってきた彼ら、好感を持てた彼らに共通してるのは、静けさ。表面的な意味じゃない、心に静けさがある人。
そんな静かな人に惹かれるみたいです。
25年
あくまで個人的な回想です。
あれから25年目の今日。
まだ夜明け前で、当時の彼の家に泊まっていた僕は、その衝撃に何が起きているのか理解不能のまま、揺れの波にただ身を任せるしかなかった。
進学で、九州を出て神戸に暮らし、恋人もできて、新入社員で働き始めた22歳の年の大震災。家具も何もかも滅茶苦茶に倒れた部屋から彼と抜け出し、震えが止まらぬ身体1つで、外へ出て。公園には不安そうに身を寄せ合う人々。何処からともなく流れてくる黒煙。こういうことがあるんだ、起きるんだ。未来なんて、分からないなと身に沁みた。
借りていたアパートは半壊で住めなくなり、交通機関も復旧が進まずで、神戸に比べれば被害が少なかった大阪の職場である店舗には、大阪に住んでいた上司の家に間借りさせてもらって働く事になった。彼と離れて、車に乗せられて大阪へ向かう後部座席で、どうしようもなく涙があふれ声を殺して泣いていた若かった自分を不憫にそして可愛く思う。あの地震の衝撃を受けて、そんな事はないと頭では分かっていても、もうこれきり会えなくなるんじゃないか・・と心が暴走してしまっていた。今思うと、彼が大好きだったんですね。一生一緒にと思ってた。あの気持ちには、もう帰れないな。
その彼とは、その後長く長く続いたけれど、本当にいろいろな事があって、46歳の時に、完全に終止符を打った。未来なんて分からない。そして、今は、パートナー探しの旅の途中・・
たくさんの思い出がある神戸の街。楽しかった事、悲しかった事、すべて。
力強く復興している姿に嬉しく思う。
とても優しかった人々の面影が浮かんで来ます。
冬空に架かるRainbow
アプリは無事に復活しました。サポートセンターにダメ元でメールしたら、丁寧な説明の返信来て驚いた。それでもうまくいかずにいたら、その後どうでしょうか?的な確認メールまで届き、なんか感動したのでした。お陰様で、ログインできて、めでたくメッセージ再開、月末にリアルします。ありがとう、AMBIRD!
まぁ、復活してしまえば、もうアラフィフですから、足跡すらあまり付かない僕ですけど笑
アプリ楽しいけど、リアルしても、その後を続けるのが難しい。今年は、長く付き合える関係を目指したいな。
誰かと共に生きていく…憧れですね。
♫ 冬空に架かるRainbow
風は運んでくる
あなたと繋いだ手の甘い温もり
by 春の手紙 大貫妙子
最近よく口ずさむ歌です。夏より冬の方が恋したくなる、そんな気分です。
素直でね
アプリで割と色々な人に会う。
いわゆる、リアルする。
僕が若い頃では、考えられない手軽さ。
ただゲイであることを仲介して、写真やプロフの印象で、年齢も仕事も育ちも何の共通点もないけど会ってみたりする。
うまくいったり、ダメだったり。
なかなか長続きは難しいけど。
昨日は今年初めてのリアルでした。
なんか最近自分が尻軽みたいに感じると話したら、
その人が言った。
いいんじゃないかな。こうやっていろんな人と会って、話したり、食事したり、飲んだり、まぁHしてみたり。
自分と合う人を探していけば。会わなきゃ分かんないし。相手がどう思うか、自分がどう感じるかもね。
昨年は婚活するぞと肩に力入ってた。
生涯のパートナーが欲しいんですね。
今年もパートナー探しは続けていくけど、もっと楽な気持ちで、ゆるゆると行こう。
出会い重ねつつ、自分の気持ちに素直になろう。
自分の心に素直になりたい。これが結構難しい。
静かに冷静に見極めていきたい、あるがままで。
素直でね、が今年のテーマです。